2026年7月30日更新
機種変更後や使わなくなったあとも、古いiPhoneやiPadのバックアップがiCloudストレージを占有し続けることがあります。不要なバックアップを削除すれば空き容量を増やせますが、大切なデータを復元する唯一の手段になっていないか、先に確認することが重要です。
この記事では、古いiCloudバックアップを削除する方法を、iPhone・iPad・Mac・Windows別に解説します。削除すると写真やデータはどうなるのか、新しいiPhoneに影響するのか、削除前に確認すべきポイントもまとめています。

すぐに分かる答え
iPhoneまたはiPadで「設定」>「自分の名前」>「iCloud」>「ストレージ」または「アカウントのストレージを管理」>「バックアップ」の順に開きます。古いデバイスを選び、「オフにして、iCloudから削除」をタップして確定します。
古いバックアップを削除しても、現在使っているiPhoneに保存済みのデータが消えることはありません。ただし、削除したバックアップにしか存在しなかったデータは、そのバックアップから復元できなくなります。
iCloudバックアップを削除するとどうなる?
iCloudバックアップには、デバイスの設定や、iCloudで個別に同期されていない情報が復元用のコピーとして保存されています。
デバイスのバックアップを削除すると、次のようになります。
- 選択したバックアップがiCloudストレージから削除されます。
- そのバックアップを使ってiPhoneやiPadを復元できなくなります。
- 現在のiPhoneに保存されているデータは変わりません。
- ほかのデバイスのバックアップは削除されません。
- 選択したデバイスのiCloudバックアップがオフになります。
現在使用中のiPhoneのバックアップを削除した場合は、新しい自動バックアップを作成できるように、iCloudバックアップをもう一度オンにしてください。
iCloudバックアップを削除すると写真も消える?
通常は消えません。iPhone本体に保存されている写真や、iCloud写真で同期されている写真は、古いデバイスのバックアップを削除しても残ります。
「設定」>「自分の名前」>「iCloud」>「写真」で「このiPhoneを同期」がオンの場合、写真ライブラリはデバイスのバックアップとは別に管理されています。
古いデバイスでiCloud写真をオフにしていた場合は注意が必要です。そのバックアップにしか保存されていない写真は、バックアップを削除すると復元できなくなります。
iCloudバックアップの削除と、「写真」アプリ内の写真削除は別の操作です。iCloud写真を利用中に写真を削除すると、同じApple Accountを使うほかのデバイスからも消える場合があります。
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古いiCloudバックアップを削除する前の確認事項
削除を確定する前に、次の項目を確認してください。
- 不要になった古いデバイスのバックアップであること。
- デバイス名と最後のバックアップ日時が正しいこと。
- 現在のiPhoneで最近のバックアップが正常に完了していること。
- 写真、連絡先、メモ、メッセージが正しく移行されていること。
- 重要なアプリを開き、必要なデータが残っていること。
- 古いデバイスを復元する可能性がある場合は、バックアップを残しておくこと。
現在のiPhoneのバックアップは、「設定」>「自分の名前」>「iCloud」>「iCloudバックアップ」で確認できます。最後のバックアップ日時と完了状況を確認してください。
機種変更後は、似た名前のiPhoneが複数表示されることがあります。モデル名、バックアップ容量、日時を比較し、間違ったバックアップを削除しないようにしましょう。
iPhone・iPadで古いiCloudバックアップを削除する方法
- 「設定」アプリを開きます。
- 画面上部の自分の名前をタップします。
- 「iCloud」をタップします。
- 「ストレージ」または「アカウントのストレージを管理」をタップします。
- 「バックアップ」を開きます。
- 古いiPhoneまたはiPadを選びます。
- 「オフにして、iCloudから削除」をタップします。
- 削除を確定します。
ソフトウェアのバージョンによっては、最後の項目が「バックアップを削除してオフ」と表示されます。どちらも、選択したバックアップを削除し、そのデバイスのiCloudバックアップをオフにする操作です。
削除後すぐにiCloudの空き容量が増えない場合は、「設定」を閉じ、時間を置いてからストレージ画面を確認してください。
MacでiCloudバックアップを削除する方法
- Appleメニューを開きます。
- 「システム設定」を選びます。
- サイドバー上部の自分の名前をクリックします。
- 「iCloud」をクリックします。
- 「管理」をクリックします。
- 「バックアップ」を選びます。
- 削除したいデバイスのバックアップを選択します。
- 削除ボタンをクリックします。
- 「削除」を選んで確定します。
古いmacOSでは「システム設定」ではなく「システム環境設定」と表示され、項目の場所が異なる場合があります。
WindowsでiCloudバックアップを削除する方法
- Windows用iCloudを開きます。
- 「ストレージ」をクリックします。
- 左側の一覧で「バックアップ」を選びます。
- 削除したいデバイスのバックアップを選択します。
- 「削除」をクリックします。
- 確認画面で削除を確定します。
Windows用iCloudのバージョンによって画面構成は多少異なりますが、バックアップの管理項目はiCloudストレージ内にあります。
Windowsパソコンから削除した場合も、選択したデバイスのiCloudバックアップはオフになります。
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iCloudバックアップが見つからない・削除できない原因
バックアップからデバイスを復元中
iPhoneやiPadの復元に使用中のバックアップは削除できません。復元が完了してから「バックアップ」画面に戻り、もう一度操作してください。
古いバックアップが表示されない
バックアップを作成したApple Accountでサインインしているか確認してください。別のアカウントに保存されたバックアップは、現在の一覧には表示されません。
また、iCloud Driveや写真、Apple Accountのデバイス一覧ではなく、「バックアップ」画面を開いているか確認してください。
iCloudの空き容量が更新されない
バックアップを削除しても、ストレージ表示の反映に時間がかかる場合があります。「設定」を閉じてiCloudストレージ画面を開き直し、しばらくしてから再確認してください。
削除せずにiCloudバックアップの容量を減らす方法
必ずしもバックアップ全体を削除する必要はありません。現在使っているデバイスのバックアップなら、保存不要なアプリを除外して容量を小さくできます。
- 「設定」を開きます。
- 自分の名前をタップします。
- 「iCloud」をタップします。
- 「ストレージ」または「アカウントのストレージを管理」を開きます。
- 「バックアップ」をタップします。
- 現在使っているデバイスを選びます。
- バックアップ不要なアプリをオフにします。
- 「オフにする」をタップして確定します。
アプリのバックアップをオフにすると、そのアプリの既存バックアップデータもiCloudから削除されます。大切な情報が同期済み、書き出し済み、または別の場所に保存済みであることを確認してから操作してください。
iCloudバックアップを削除するとiPhone本体の容量も増える?
増えません。古いバックアップの削除で空くのはiCloudストレージであり、iPhone本体の保存容量ではありません。
2種類のストレージは用途が異なります。
- iCloudストレージ:バックアップ、同期された写真、iCloud Driveのファイル、その他のクラウドデータ。
- iPhoneストレージ:アプリ、本体内の写真、ダウンロード、動画、キャッシュ、システムファイル。
「iCloudストレージがいっぱいです」と表示される場合は、古いバックアップの削除が有効です。「iPhoneストレージがいっぱいです」と表示される場合は、「設定」>「一般」>「iPhoneストレージ」を確認してください。
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古いiCloudバックアップはいつ削除される?
iCloudバックアップをオフにするか利用を停止し、バックアップを手動で削除しなかった場合、既存のバックアップは180日間保存されたあと削除されます。
ただし、「オフにして、iCloudから削除」を自分で選んだ場合は別です。確定後は、そのバックアップをデバイスの復元に利用できないものとして考えてください。
よくある質問
古いバックアップを削除すると新しいiPhoneに影響する?
別のデバイスのバックアップであれば、基本的に影響しません。各デバイスのバックアップは個別に管理されます。ただし、新しいiPhoneで最近のバックアップが完了していることを確認してから削除してください。
現在使っているiPhoneのバックアップも削除できる?
削除できますが、現在の復元用コピーがなくなり、そのiPhoneのiCloudバックアップもオフになります。誤って削除した場合は、機能を再度オンにして新しいバックアップを作成してください。
削除したiCloudバックアップは復元できる?
バックアップ削除の操作には取り消しボタンがありません。確定する前に、そのバックアップは今後デバイスの復元に使えなくなると考えてください。
バックアップを削除すると連絡先やメモも消える?
すでにiCloudと同期されている連絡先やメモは、デバイスのバックアップを削除してもiCloudに残ります。
一方、デバイス内だけに保存されていたメモがバックアップに含まれていた場合、そのバックアップを削除すると、そこから復元する手段は失われます。
古いiPhoneがiCloudバックアップ一覧に残るのはなぜ?
使わなくなったデバイスのバックアップは、自動ですぐ消えるとは限りません。デバイス名と日時を確認し、不要であることが確実なら手動で削除してください。
新しいiPhoneへの移行後、古いバックアップは削除してよい?
データ移行が完了し、写真、メッセージ、アプリ、大切なデータが揃っていることを確認してください。さらに新しいiPhoneで最近のバックアップが完了していれば、古いバックアップを削除できます。
まとめ
古いiCloudバックアップを削除すると、iPhoneやiPadの買い替え後にクラウドの空き容量をすばやく増やせます。
削除前に、対象のデバイスが正しいこと、現在のiPhoneに新しいバックアップがあること、写真・連絡先・メッセージ・アプリデータが正常に移行されていることを確認してください。
バックアップを削除すると、そのコピーから復元できなくなり、選択したデバイスのiCloudバックアップもオフになります。増えるのはiCloudの空き容量であり、iPhone本体の保存容量ではありません。







